知り合いの会社が今大混乱に陥っています。
それは最新のコンピュータウイルスに感染してしまったから。
「なんだ。ウィルスならちゃんと対策ソフトを入れてるから大丈夫!」
NOーーー!!!
コンピュータウイルスもインフルエンザウィルスと同じで、どんどん変化するので、対策ソフトとの追いかけっこになっています。ですから、ちょっとしたタイムラグでウイルスが入ってしまうことがあります。やはり自分で、「怪しいファイルは開かない」という基本を守ることが重要なんです。
今回被害をもたらしたウィルスはランサムウエア「LOCKY」と呼ばれるもので、今年に入ってから日本で猛威を振るっており、どんどん変化系の亜種が出現しているそうです。
このウィルスはWORDやエクセルの添付ファイルとなってやってきます。名前は「請求書」であることが多いようです。
一度開いたら最後、パソコン内のワードやエクセルのファイル全てを書き換えてしまいます。そしてなんと、身代金を要求してきます!「これらのファイルを開きたかったら○○ドル支払え」と・・・
※ちなみに、お金を払ってもファイルは戻って来ません。なのに、慌てて払う人が多いので(つまり儲かるので)、この種のウィルスがなくならないのです!もしこういう被害にあっても絶対払っちゃダメです!
しかもこのウィルス、非常に大きな問題があって、一度開いたが最後、ネットワーク感染してしまうのです!
つまり外付けHDDなどに保存したバックアップファイルもすべて読めなくなるどころか、会社のPCすべてに感染を広げてしまうのです。
こ、これは・・・怖いですね・・・・・・。
PCウイルスって、人間と同じで、いくら予防接種をしていても手洗いやうがいなどの基本を怠ると、やっぱり感染してしまう。
取り返しのつかない事態を招かないためにも、対策ソフトに頼りきりの考え方を改めなければと改めて考える事件でした。